Sha_nana 試作版はKailh choc v1スイッチとMX互換キースイッチの両方に対応していますが、トッププレートが無いためMX互換キースイッチを使用した場合、キースイッチの安定感に問題があります。Kailh choc v1スイッチの利用を推奨します。
- キット内容の確認
- 自身で用意して頂くパーツ
- 道具類
- [オプション] メインプレートの断面をサインペンで塗る
- Pro Microのはんだ付け
- Firmwareのフラッシュ
- インジケーター用LEDのはんだ付け
- Kailh choc v1スイッチ(ロープロファイル)用PCBソケットのはんだ付け
- [オプション] Kailhスイッチ用PCBソケットのはんだ付け
- スイッチの取り付け
- ボトムプレートとスペーサーの取り付け
- 枠とメインボードの取り付け
- ゴム足の取り付け
- 完成
キット内容の確認
メインプレート … 1枚
ボトムプレ―ト … 1枚
アクリル枠 … 大・中・小 各1枚
LED(SK6812MINI-E) … 2個 (予備1個含む)
スペーサー … 6個
ネジ … 7本 (予備1本含む)
ナット付きネジ … 6本
ワッシャー … 6個
透明ゴム足(大) … 3個
透明ゴム足(小) … 3個
自身で用意して頂くパーツ
ProMicro (USB type B または type C)… 1個
コンスルー (高さ2.5 mm)または12ピンソケット(高さ3.5 mm)… 2本
Kailh choc v1スイッチ … 77個
Kailh choc v1スイッチ用キーキャップ … 77個
Kailh choc v1スイッチ(ロープロファイル)用PCBソケット … 77個
用意したProMicroに対応したUSBケーブル… 1本
オプション(MX互換キースイッチを使用する場合)
Kailhスイッチ用PCBソケット … 77個
MX互換キースイッチ … 77個
MX互換キーキャップ 1U … 77個
これらは以下のショップで購入できます。
道具類
はんだごて
はんだ
ピンセット
ニッパー
精密ドライバー
フラックス (あるとはんだ付けしやすくなります)
はんだ吸い取り線 (はんだ付けに失敗した際のリカバリーに使います)
[オプション] メインプレートの断面をサインペンで塗る
メインプレートの断面は白くなっていますので、黒のサインペンで塗るとかっこよくなります。
Pro Microのはんだ付け
コンスルーを使用する場合
コンスルーは金の窓をProMicro側にし、2本の金の窓の左右の向きを揃えます。(写真のメインボードはErgomixsta kite-Eのものです。)
メインボードの裏側からコンスルーを挿してから、ProMicroを画像の向きにはめ込み、はんだ付けを行います。
こちらも参考になります。
-遊舎工房 コンスルー(スプリングピンヘッダ)の取り付け方を教えて下さい
12ピンソケットを使用する場合
Pro Microに付属するピンを分解し、バラバラにします。
メインボードの裏側から12ピンソケットを挿して、その上にPro Microを画像の向きに乗せます。このとき、マスキングテープでピンソケットとPro Microをメインボードに固定すると、その後の作業がやりやすくなります。
バラバラにしたピンを挿し、はんだ付けを行い、余分なピンをニッパーなどでカットします。
メインボードの表側からピンソケットをはんだ付けします。
こちらも参考になります。
-YAMAGUCHI::weblog ロープロファイルピンソケットでProMicroのソケット化をした
Firmwareのフラッシュ
REMAPのカタログを利用してFirmwareをProMicroにフラッシュします。
Firmware(hexファイル)とjsonファイルを下のリンクからダウンロードします。
REMAPのカタログの右上をクリックすると”Upload Firmware”と表示されますのでダウンロードしたhexファイルをドロップして下さい。
説明に従ってProMicroをリセットします。USBにつないだままのProMicroのGNDとRSTをピンセットなどでショートさせると、リセットできます。
フラッシュが終わったら、今後の作業をやりやすくするために、一旦ProMicroを外しておきます。
インジケーター用LEDのはんだ付け
キットに含まれるLEDはインジケーター用です。
写真を参考に、LEDの向きに注意してはんだ付けします。
ProMicroを挿し込み、USBケーブルでPCと接続し点灯することを確認します。
インジケーター用LEDが動作しなくてもキーボードとしての機能は問題ありません。インジケーターが不要であれば付ける必要はありません。
Kailh choc v1スイッチ(ロープロファイル)用PCBソケットのはんだ付け
メインボードの裏側から、手前側の2つの穴にはまるようにソケット置き、左右に箇所をはんだ付けします。片方または両方に予備はんだをしておくとはんだ付けしやすくなります。
[オプション] Kailhスイッチ用PCBソケットのはんだ付け
メインボードの裏側から、奥側の2つの穴にはまるようにソケット置き、左右に箇所をはんだ付けします。片方または両方に予備はんだをしておくとはんだ付けしやすくなります。
スイッチの取り付け
メインボードの表側にスイッチを取り付けていきます。Choc v1キースイッチの場合は各キーのピンが手前側にくるように取り付けて下さい。ピンが曲がってしまった場合はピンセットなどでゆっくり戻してみて下さい。
ボトムプレートとスペーサーの取り付け
アクリルパーツの保護紙を取り除きます。ガムテープを貼って剥がすなどの方法が良いと思います。
ボトムプレートの向きに注意して、内側にスペーサーをネジで取り付けます。
こちらも参考になります。
枠とメインボードの取り付け
取り付けたスペーサーにはまるようにアクリル枠を入れ、その上からメインボードを乗せます。
ワッシャーを入れたナット付きネジを使ってメインボードをネジ止めします。
ゴム足の取り付け
ボトムプレートの裏側にゴム足を貼り付けます。奥側にゴム足大をつけることで傾斜が付きます。
完成
お好きなキーキャップを装着して完成です。
LEDインジケーターはデフォルトレイヤー時に青、2番目のレイヤー時にマゼンタ、3番目のレイヤー時にイエロー、4番目のレイヤー時にグリーンに光ります。
REMAPを利用してキーテストやキーマップを変更できます。REMAPでキーボードを認識させると、jsonファイルを要求されますのでダウンロードしたjsonファイルをドロップして下さい。
表面のコンスルーの出っ張りやピンソケットのはんだ付け跡が気になる場合は、黒いマスキングテープを貼るといい感じになります。
楽しい自作キーボードライフを!